卵アレルギーなどの小児科向け迅速検査薬

zot

2010年01月11日 16:22

クリニックにおける小児科診療の質の向上を目指して、臨床検査機器・体外診断用医薬品メーカーのアークレイ(本社=京都市)は1月9日、卵アレルギーやスギ花粉などの迅速検査に優れた検査薬など2種類を発売する。

発売されるのは、迅速検査装置「スポットケムILSL-4720」の検査薬「アレルギー(特異IgE)検査薬スポットケムi-LineIgEシリーズ」と「A群溶連菌検査薬スポットケムi-LineStrepA」の2種類。

同社調査によれば、現在小児科診療のアレルギー検査は約90%が外注され、検査から診断・治療開始までに時間を要していたという。
「スポットケムi-LineIgEシリーズ」は、20μLの血液(米粒大程度)を用いて、同時に最大で5項目の測定を20分で可能にし、血液中の抗体濃度を6段階で表示する。9日発売の検査薬の測定項目は、ランパク(卵白)、ランオウ(卵黄)、ミルクなどの食物系アレルギー5項目と、ネコフケ、スギの吸入系アレルギーの2項目。
同社では、その場で結果を知ることができることに加え、従来の外注検査に比べ採血量も減ることにより、患者の負担が軽減するとしている。

「スポットケムi-LineStrepA」は、急性咽頭炎や扁桃腺炎の原因菌の一つとされるA群溶連菌について、喉頭ぬぐい液を用いて10分で測定する。

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アレルギーの検査は、結果がでるのは当日というのがほとんどなかったような気がします。
約90%が外注で検査に出していたからなのですね!
当日のうちに判定がつけばその日から、薬や治療法が決まるのは助かりますよね!

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